
小学生ごろを対象としたリスニングテスト「英検ジュニアブロンズ」は、近年注目を集めている試験のひとつです。子どもに英検ジュニアブロンズへ受験させたいと考えている保護者の中には、「英検ジュニアブロンズのレベルってどのくらい?」「受験する前に、どのような勉強方法を試したら良いの?」など、疑問を持つ人もいるでしょう。
そこで本記事では、英検ジュニアブロンズの概要やレベル、受験するメリットについて解説します。また、英検ジュニアブロンズの勉強方法や、よくある質問も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
英検ジュニアブロンズとは?

英検ジュニアブロンズとは、日本英語検定協会が実施している小学生が主に対象となるリスニングテストの一つです。
まずは、英検ジュニアブロンズについて、以下の内容を紹介します。
- 英検ジュニアとは
- 試験概要
- 試験内容とレベル(難易度)
- 英検との違い
それぞれ、詳しく解説します。
英検ジュニアとは
英検ジュニアとは、公益財団法人 日本英語検定協会が実施している、小学生ごろが対象のリスニングテストです。児童の英語能力の調査・研究を目的に、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標として開発されました。
子どもが興味を引くような仕掛けとして、問題用紙はカラーで印刷されており、イラストもたくさん描写されています。「いかにも試験」といった内容ではないため、クイズのように楽しみながら問題に取り組めるでしょう。英語教育を始めたばかりの子どもでも、気負わずに試験を受けられます。
また、英検ジュニアの試験内容は、小学校の英語教育に対応しています。「小学校での英語学習が身についているか」を確認するために受験する人も、少なくありません。
試験概要
英検ジュニアの試験概要は、以下の表の通りです。
| 正式名称 | 英検Jr. |
| 目的 | ・英語への親しみや興味・関心を持つ ・積極的に英語でコミュニケーションをすることを楽しむ ・英語がコミュニケーションのひとつの道具になることを認識し、英語を使うことによって世界の人々と交流ができる喜びや楽しさを知る ・世界のさまざまな生活や文化への理解や知識、関心を深め、広い視野を持った国際人を目指す |
| 受験方法 | ・オンライン版 ・ペーパー版 ・学校版 |
| 受験料 | ブロンズ:2300円 シルバー:2500円 ゴールド:2700円 |
| 試験会場 | オンライン版:自宅や教室など、インターネット環境が整っている場所 ペーパー版:申し込み責任者が定めた会場 学校版:学校や自治体など |
受験方法は3種類ありますが、個人で受験する場合はオンラインのみです。インターネット環境が整っていれば、どこでも受験できます。ペーパー版は5名以上の団体受験が、学校版は学校や自治体からの申し込みが必要です。
試験内容とレベル(難易度)
英検ジュニアは、「ブロンズ(BRONZE)」、「シルバー(SILVER)」、「ゴールド(GOLD)」の3段階に分かれています。それぞれの内容やレベル(難易度)は、以下の表の通りです。
| 項目 | ブロンズ | シルバー | ゴールド |
| 試験内容 | ・イラストを用いた問題のみ ・日常会話に関わる問題が中心 ・数字や動物などの基本的な単語が出題される |
・身近な社会生活に関わる問題が中心 ・公共施設や行事などの単語も出題される |
・3往復以上の会話の聞き取り ・5W1Hによる疑問文の応答、質問の投げかけが出題される |
| 問題数 | 大問7問、小問40問 | 大問9問、小問45問 | 大問9問、小問50問 |
| 試験時間 | 約30分 | 約35分 | 約45分 |
| 対象年齢 | 小学校低学年程度 | 小学校中学年程度 | 小学校高学年程度 |
| 塾などでの学習目安 | 半年〜1年程度 | 1年〜2年程度 | 2年〜3年程度 |
| 文字の学習目安 | 学習経験なし | 1年〜2年程度 | 2年半〜3年程度 |
初めて英検ジュニアを受験する場合は、「ブロンズ」を選ぶのが無難です。ブロンズを80%以上正解したら「シルバー」、シルバーを80%以上正解したら「ゴールド」と、少しずつステップアップしていきましょう。
英検との違い
英検ジュニアと英検は、どちらも公益財団法人 日本英語検定協会が実施している試験です。しかし、対象年齢や試験形式などが異なり、それぞれの違いは以下の表の通りです。
| 項目 | 英検ジュニア | 英検 |
| 目的 | ・英語学習のモチベーションを上げるため ・英語そのものに興味を持つため |
・自分の語学力の証明 ・高校受験や大学受験の加点として ・就職活動や転職活動で有利になるため |
| 対象年齢 | 小学校低学年〜高学年 | 中学生以上 |
| 受験方法 | オンライン、ペーパー、学校 | ペーパー、学校 |
| 試験形式 | ほとんどがリスニング | 筆記、リスリング、スピーキングなど |
| 評価形式 | 正答率(%)で表示 | 合格・不合格で判定 |
英語の勉強を始めたばかりの未就学児や子どもは「英検ジュニア」を、高校受験や大学受験を控えている学生や、大人になってから英語の勉強を始めた人は「英検」を受験すると良いでしょう。
英検ジュニアブロンズを受験するメリット

英検ジュニアブロンズを受験するメリットは、以下の3点です。
- 英語学習の基礎づくりができる
- 英語を学ぶモチベーションにつながる
- 自分の英語レベルを確認できる
それぞれ、詳しく解説します。
英語学習の基礎づくりができる
英検ジュニアブロンズを受験すると、英語学習の基礎づくりを行えます。試験内容は、動物や数字などの基本的な英単語や、日常で使用するあいさつが中心です。英検ジュニアブロンズ本番に向けて勉強をしていくうちに、英語を聞き取る力や基本的な語彙力などが身についていくでしょう。
英語を学ぶモチベーションにつながる
英検ジュニアブロンズは、英語を学ぶモチベーションにつながります。英検ジュニアには合格・不合格といった判定がなく、正答率で結果が表示されます。子ども自身が「できた!」という嬉しい気持ちや達成感を感じるため、次の学習へのモチベーションを持てるようになるはずです。
また、受験したあとは受験した人の名前が入った成績表と、成績証明書が届きます。成績証明書は賞状のような形式で、自分の頑張りが目に見えて分かります。「次も成績証明書をもらうために頑張ろう!」と、モチベーションが上がる子どもも、少なくはないでしょう。
自分の英語レベルを確認できる
英検ジュニアブロンズでは、英語を聞いて理解する力がどのくらい備わっているのかを確認することが可能です。受験結果は合格・不合格ではなく正答率で表示されるため、「次に合格ラインに達するには、どのくらい点数が必要なのか」が分かります。また、受験した後にもらえる成績表には「どの問題をどのように間違えてしまったのか」が一覧で掲載されており、自分の得意・不得意なポイントを把握できます。
英検ジュニアブロンズの勉強方法

英検ジュニアブロンズの勉強方法は、以下の7点です。
- 公式のサンプル問題(過去問)に挑戦する
- 公式のオンライン教材「ラーニング」を利用する
- 単語カードを使って英単語を覚える
- 解説が載っている参考書を利用する
- 英語学習アプリを活用する
- オンライン英会話を利用する
- インターナショナルプリスクールに通う
それぞれ、詳しく解説します。
公式のサンプル問題(過去問)に挑戦する
英検ジュニアの公式サイトには、サンプル問題が掲載されています。英検ジュニアブロンズだけではなく、シルバー・ゴールドの問題も載っており、何度でも挑戦することが可能です。また、会員登録やログインが不要で、無料で利用できます。実際の出題形式や解答方法などのイメージを掴むためにも、ぜひ挑戦してみてください。
公式のオンライン教材「ラーニング」を利用する
英検ジュニアの公式サイトには、有料のオンライン教材「ラーニング」があります。ラーニングでは、ゲーム感覚で語彙力やリスニング力を鍛えられるコンテンツで学習することが可能です。英検ジュニアブロンズの「ラーニング」を利用する場合の料金は、以下の表の通りです。
| 項目 | 商品内容 | 料金(税込) |
| フルパックプラン (ラーニングとテストのセット) |
・ドリル&ゲーム ・カードアルバム ・もぎテスト ・オンラインテスト |
3900円(1ヶ月) 5400円(3ヶ月) 7300円(6ヶ月) |
| ラーニングのみ | ・ドリル&ゲーム ・カードアルバム ・もぎテスト |
2000円(1ヶ月) 3900円(3ヶ月) 6000円(6ヶ月) |
オンラインで英検ジュニアブロンズの試験を受ける場合は、ラーニングとテストのセットである「フルパックプラン」を利用することがおすすめです。1日無料体験も利用できるそうなので、気になる場合は公式サイトを確認してみてください。
単語カードを使って英単語を覚える
単語カードを使って英単語を覚える方法は、英検ジュニアを受験する上での基本の勉強方法です。英検ジュニアブロンズでは、数字や動物、色などの基本的な単語が出題されるため、きちんと覚えておくと安心できます。ただし、覚えた英単語は使わないと忘れてしまう可能性が高いため、定期的に復習することが大切です。
解説が載っている参考書を利用する
英検ジュニア対策を目的とした参考書を利用して、勉強することも大切です。本番に近い形式の問題や、詳しい解説が載っている参考書を選びましょう。参考書によっては保護者向きの「指導冊子」が付いているため、保護者が教えながら親子で一緒に勉強できます。お出かけの際に持ち歩き、ちょっとした待ち時間に勉強するのもおすすめです。
英語学習アプリを活用する
英語学習アプリを活用することも、英検ジュニアブロンズの勉強方法としておすすめです。アプリはゲーム感覚で楽しみながら学習できたり、リスニングの練習ができたりします。小学校から帰宅したあとや夜寝る前など、スキマ時間を活用できる点も魅力です。
オンライン英会話を利用する
英検ジュニアブロンズの受験対策として、オンライン英会話の利用も効果的です。オンライン英会話は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使って、自宅からレッスンを受けられます。サービスの種類によっては、ネイティブの講師によるマンツーマンレッスンを受けられる場合もあります。
インターナショナルプリスクールに通う
英検ジュニアブロンズの受験のために、インターナショナルプリスクールへ通うこともおすすめです。インターナショナルプリスクールとは、英語環境で過ごす未就学児を対象とした保育施設です。日常生活の中で英語に触れられるため、自然と英語が身に付きます。
COCOAS KIDS(ココアスキッズ)では、0〜2歳児が対象のプリスクールコース・年少〜年長が対象のキンダーガーデンコース・小学1年生〜小学3年生が対象のアフタースクールコースを用意しています。それぞれの年齢に合わせたプログラムを通して、楽しんで英語を学べる環境が整っており、英検ジュニアブロンズの受験対策として効果的です。
英検ジュニアブロンズに関するよくある質問

英検ジュニアブロンズに関するよくある質問は、以下の3点です。
- 何歳から受験できますか?
- 合格率や合格点はどのくらいですか?
- 受験するときの注意点はありますか?
それぞれ、詳しく紹介します。
何歳から受験できますか?
英検ジュニアブロンズは、小学校低学年(1、2年生)程度が目安です。しかし、英検ジュニアの受験に年齢制限はありません。具体的には、以下のことができる子どもであれば、問題なく受験できるでしょう。
- 30分〜45分程度、椅子に座っていられる
- 質問を聞いて、自分で選択肢を選べる
- ペーパー版で受験する場合は、鉛筆で丸が描ける
合格率や合格点はどのくらいですか?
英検ジュニアには、合格・不合格の判定はなく、「正答率」で表示されます。そのため、合格率や合格点は存在していません。ただし、次のグレードに挑戦するための目安は、試験の正答率80%以上です。まずは80%以上の正答率を獲得することを目指し、達成できたら次のステップである「英検ジュニアシルバー」に挑戦してみましょう。
受験するときの注意点はありますか?
英検ジュニアは基本的にオンライン受験になるため、ネット環境の整備が必須です。パソコンの操作やマウスの動かし方も、事前に確認しておくと安心できます。スマートフォンでも受験できますが、パソコン向けに作られた試験のため避けた方が無難です。公式サイトに掲載しているサンプル問題を解いておくと、緊張せずに本番を迎えられるでしょう。
また、本番と同じ約30分間、椅子に座って学習する練習をしておくのも大切です。本番前に、時間を測りながら問題集を解くのもおすすめです。途中で集中力が途切れてしまわないよう、部屋におもちゃやゲームなどを置かないように整頓しておきましょう。
ココアスキッズで英検ジュニアブロンズ対策をしよう!

英検ジュニアブロンズは、小学校低学年ごろが対象のリスニングテストです。英検ジュニアブロンズを受験することで、英語学習の基礎づくりや自分の英語レベルの確認ができます。成績は正答率で表示されるため、子ども自身が「できた!」と達成感を感じやすく、英語学習へのモチベーションにつながりやすいと言えます。
英検ジュニアブロンズを受験する場合は、公式サイトに掲載されているサンプル問題やオンライン教材を利用して勉強することがおすすめです。また、英語の環境下で保育を行うインターナショナルプリスクールへ通わせるのも良いでしょう。
COCOAS KIDS(ココアスキッズ)では、年齢に合わせた独自のカリキュラムによる英語教育と保育サービスを提供しています。小学生が対象の「放課後留学プログラム」も用意していますので、気になる方は公式サイトをご覧ください。無料体験や入園説明会の申し込みも、随時受け付けしています。
